滋賀の離島記

the Records of Island Visits in Shiga

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沖島 Okishima

 海に面していない滋賀県ですが、日本最大の湖・琵琶湖の中にはいくつかの島が浮かんでおり、その中で周囲6.8kmと最大のこの島には、400人を超える人々が住んでいて、主に湖面漁業で生計を立てています。予約を入れておけば、湖魚料理を出してくれる宿もあるということで、2005年、2度目の大阪旅行(出張)で関西に来ていた私は電話で予約を入れ、お盆直前の夏の日、この地を訪れました。
 長命寺港から、午前中に1本だけある船便で昼前に到着、港周辺を歩き始めると、すぐにめざす宿(M屋)の看板を見つけました。中に入り、昼食を予約した者である旨を告げて、早速2500円のランチにありつきます。出てきた料理は、子持ちアユの焼き魚や琵琶湖マスの刺身など、珍しいものが並びましたが、全般には小物の集まりでした。この値段にしては、ボリュームが足りない感じ。ただ、おかずの1つとして盛られていたうなぎのかば焼きは、 炭火で焼いたらしい香ばしい味のする絶品でした。ここのメニュー、うな丼だったら1500円。こちらでも良かった感じです。
 暑いさなか、あまり行動する意欲がありません。目的の湖魚料理も早々に食して、満足してしまいました。とはいっても、せっかく来たのです。少しは歩いてみましょう。人家の集中した西側の漁港とは逆の方向、島の東側へと歩みを進めます。しばらく歩くと島の小学校があり、まともな道はそこで終わっていました。小学校の前には小さな港があり、動くのかどうか分からないような小さな舟も2、3見えます。そういえば、ここは淡水湖に浮かぶ島でした。 今まで訪れた海の島と異なり、水面には波がほとんどありません。小さな舟も、揺れることなく湖面にたたずんでいます。台風でも来ないかぎり、舟の保護など考えなくてもいいのかもしれません。
 ここからさらに東には、確か神社の鳥居があったはずです。地図にありましたし、来るときにも見えました。まともな道はない感じで、どう進めばいいのやら……。とにかく前へと、前方の行く手を阻んでいる小さな畑の中へ踏み入ります。これは畑なのか、それとも空き地なのか……ともかくその畑を越えると、その先はまた小さな畑(空き地?)がありました。両側には草木が茂っています。足元も悪いし、ふらつきながらここを越えていくと、また畑。 こんな調子でいくつか越えるうちに、かなりの距離を進んで、やがて岸辺に建つ赤い鳥居のところへたどり着きました。
 
弁財天神社 
沖島の東側にある弁財天神社の鳥居。「厳嶋神社」と記されている
 
 この鳥居は、本当に水辺ぎりぎりのところに建っています。そばにはなぜか、鉄のパイプとネットで作られた粗末な桟橋のようなものが作られており、ここから鳥居の正面をじっくり眺めることができました。上部には「厳嶋神社」と記されています。『シ○ダス』には「弁財天神社」とあったのですが(場所から見て間違いないはずです)。背後の山を少し登ったところには、社もありました。社の敷地にはなぜか、「枚方 ○km」などの文字が見える交通表示板が、 廃物利用されて敷かれていました。何かなぞの多い神社だこと。


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