北海道
Hokkaido
[BackHome]
[前のページへ]
北海道 Hokkaido
北海道には、今まで2度ほど行ったことがあります。
1度目は、大学2年生のとき(1990年7月)、クラスメートのE老原氏と一緒に1週間ほど旅行に。このときは、E老原氏が、兄からの譲りものだという自動車(ホンダアコード)
をフェリーに載っけて行きました。
東京を発ったフェリーは夜の8時ごろ、苫小牧へ到着。車を動かしてラーメン屋を見つけ、遅めの夕食をとりました。いきあたりばったり旅行なので、宿の予約などはしていません。
適当な宿も見つからないので、とりあえず北の方へと、稚内を目指して車を走らせました。
E老原氏と私が交代で運転し、ひたすら北へと向かいます。夜も2時を回ってくると、多少眠気も出てきましたが、そのころには、それこそただ長いだけで何もない、真っ暗な北海道の道路のど真ん中を走っています。
こんなところで停まるわけにもいきませんし、運転しない方は眠くなった頭を傾げつつ、ただひたすら車を走らせました。
そして、少し明るくなってきたころには、もう稚内まで何十キロかというところまで来ていました。北海道に入った最初の日、われわれは一晩で、苫小牧から稚内近くまで走ってしまったのです。
ようやったなとお互い感心しつつ、眠気もピークにさしかかったので、適当な場所に車を停め、我々は仮眠に入っていきました。
2度目は、社会人1年目の夏休み(1993年9月初旬)。今度は一人で。
函館、大沼公園、札幌と進んだ後、サッポロビール北海道工場があって、工場の見学とできたてのビールを飲むことができるというJR千歳線「サッポロビール庭園駅」まで行くことにしました。
ところが、千歳線の列車の本数は結構あるにもかかわらず、このサッポロビール庭園駅は、来る列車来る列車、鈍行であっても通過してしまい、止まってくれるのは1時間に1本もありません。
私が行ったのは確か昼過ぎだと思いましたが、あいにくサッポロビール庭園に止まる列車は出て間もなく、次に止まる列車は50分ほど先でした。
千歳線の次の列車は10分ほど後。これは、サッポロビール庭園駅には止まりません。しかし、サッポロビール庭園駅の隣の恵庭駅には、この列車も含めてたいていの列車が止まります。私はガイドブックの地図を見てみました。
見た感じ、駅と駅の間は、2キロほどの距離のようです。
「いける」
無謀にも、私は恵庭駅で降りて、隣のサッポロビール庭園駅まで歩こうと決意しました。
降り立った恵庭は、そこそこ開けた町でした。私はそこから、千歳線のレールを見失わないように、サッポロビール庭園の方角へ延びる道を歩いていきます。途中で、大きな道がなくなり、やや方角のそれた狭い道へ入り込んだりしました。
私は1キロの道なら10分強で歩けます。サッポロビール庭園駅までの道は2キロほどと見ていたので、25分足らずで行けるのではないかと思っていました。しかし、どうも思ったよりも道のりがあります。早足で歩いたのに、25分たってもまだ目的地らしきものは見えません。
私は焦りました。40分かかったら、サッポロビール庭園駅に止まる列車が先に着いてしまいます。意地でも列車よりは先に着かなければなりません。さらに早足になります。
30分たって、どうやらサッポロビール北海道工場の入り口へつながるらしい、よく整備された道路にたどり着きました。千歳線のレールがかなり遠くに見えます。そのレールをたどった先には、駅舎が見えます。工場の入り口は、駅舎からもそう遠くないところにあるでしょう。
列車が入ってくる前にたどり着かねば。急がねばなりません。小走りになりました。
息を切らせながら、工場の入り口にたどり着いたとき、近くにある駅へ列車が入ってくるのが目に入りました。ぎりぎり、列車に乗るより早くたどり着けたのです。
「勝った!」
運動不足の体で走ったために、疲労して呼吸が荒くなった体を、陶酔感が突き抜けていきました。
[先頭に戻る]